音響信号処理とは
( 主要な音響信号処理技術一覧 )
音響信号処理とは、とくにディジタル信号処理を中心に、さまざまな信号処理技術を利用した音響技術のことを言う。音響信号処理技術は、近年のデバイス技術の発展に伴う、プロセッサ、メモリ、ADDA などの高性能化、高機能化、低価格化により、数多くの民生用機器に導入が進められている。以下に、その中の代表的技術項目、ならびに、そのキーワードを列挙し、音響信号処理分野の概要把握の一助とする。 |
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1.基礎技術・計測技術 1.1 音場の線形システムモデル 1.2 インパルス応答測定 1.3 逆フィルタ MINT 1.4 音場解析 4点法,ほか 1.5 AD-DA変換 Σ凵C高速1bitAD-DA変換 2. 音源分離 2.1 指向性合成 2.2 ビームフォーマー Delay-and-sum,Filtered-sum 適応型アレー 2.3 ブラインド信号分離 ICA 2.4 信号のスパース性を用いた方法 SAFIA ほか 2.5 CASA(情景分析) 3. 音源定位 3.1 遅延時間推定法 3.2 ビームフォーミング法 3.3 サブスペース法 3.4 音源追跡 4.雑音・残響抑圧 4.1 雑音抑圧 4.1.1 ウィーナーフィルタ 4.1.2 STFA(サブバンド雑音抑圧) ・STウィーナー ・スペクトルサブトラクション ・MMSE 4.1.3 ノイズキャンセラ |
4.2 残響抑圧 4.2.1 逆フィルタによる波形回復 4.2.2 パワーエンベロープ回復 ・スペクトルサブトラクション、MTF 5.音響エコーキャンセラ 適応アルゴリズム ・音声信号の白色化、高速化 ステレオ音響エコーキャンセラ 6.騒音の能動制御技術 (アクティブノイズコントロー:ANC) フィードフォワード制御(広帯域騒音) フィードフォワード制御(周期騒音) フィードバック制御 7.音場制御 7.1 音場制御の原理 キルヒホッフ−ヘルムホルツ方程式 頭部伝達関数 7.2 音場制御の制御手法 バイノラールシステム、 トランスオーラルシステム、 境界音場制御、 スピーカアレーによる制御 |
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